相続財産から借金等の債務を返済し、残金を分配する遺言書

相続財産から借金等の債務を返済し、残金を分配する遺言書のご紹介致します。

相続財産から債務を返済し、残金を分配する遺言書

ご自身の財産の中に、多額の借金があり、これを返済するだけの預貯金や有価証券等の金融資産はないが、土地や建物といった高価な不動産をお持ちのような場合には、換価分割による遺産分割方法の指定をする遺言書が有用です。

換価分割とは

換価分割とは、遺産分割方法の一つで、相続財産の一部又は全部を売却し、その代価を遺産分割協議や遺言書によって指定された相続分に応じて分配する方法を指します。一般的に、相続財産が土地や建物といった不動産のみであるような場合等に、相続人間に不和を生じさせないための遺産分割方法として、使用されることがあります。

遺言書で換価分割させる場合の注意点

遺言執行者の指定

遺言書で、特定の財産を売却し、その代価で借金等の債務を清算した上で、残金を分配するような方法を指定する場合、司法書士等を遺言執行者として指定する事が重要です。
遺言執行者を指定することなく、遺言書で換価分割を指定することも可能ではありますが、相続人間の争いを予防をするためには、遺言執行者を指定しておくことが重用です。また、遺言執行者は、対象財産を換価し、債務を弁済した上で分配する必要があり、高度な専門的知識を要しますから、このような事情からも、遺言執行者として司法書士等を指定しておくことが望ましいといえます。

代価の分配方法

代価で債務を清算した後の残金の分配割合についても、遺言で指定する事が重要です。遺言でこのような方法を指定する事の意義は、相続人間の争いの予防ですから、これを実現するためには、遺産分割協議が必要のない状況を作ってあげる必要があります。
例えば、相続人A4分の1、相続人Bが4分の3といった具合です。

不動産登記の仕方

売却財産が不動産である場合の登記についてですが、一旦、法定相続分での登記が必要となります。法定相続分での相続登記後、売買による不動産の名義変更を行う事となります。この登記手続きも、遺言執行者が行う事となるため、司法書士を遺言執行者として指定しておく事で、遺言執行の費用を安く抑える事も可能となるでしょう。


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