女性のニート
2017年6月19日
東京都世田谷区の遺言・相続の専門家、司法書士事務所クラフトライフのスタッフ、臼井と申します。
今回はニート、その中でもあまり語られる事の無い女性のニートについて考えてみようかと思います。
ニートとは
ニートとはどういう意味で、どういった人たちのことを指すのか
Not in Education, Employment or Training、即ち、就学していない、雇用されていない、訓練を受けていない、この三点がニートの語源となっています。
ということは、家に居るだけで生産性のある事を行っていない状態にある人たちのことを指せる言葉かと思います。
ここで気になるのが女性の場合において使われることの多い「家事手伝い」という言葉です。
家事手伝い
確かに女性に対しては、家を管理し家事を遂行するという世俗的な考えがあり、それゆえに女性の場合においては、学校を卒業してから結婚するまでの間に、その母親から知識や伝統の継承のため、外に働きに出ずに家の中で過ごす期間があるといったことに問題や間違いはないと思います。
ただ、過去とは違いお見合いという言葉をあまり聞かなくなった現在、自ら出会いを得られずに未婚、未就業のまま歳を重ねてしまわれる女性も少なからず居られるかと思います。
この状況が女性におけるニートの状態ではないかと言えます。
気を付けたい点
ニートの状態にある時に気を付けなければならない点で思い浮かぶのは、
諸事情により親御様の収入が減少、停止してしまった事後にどうすればいいのか
社会経験を持たないまま長い期間過ごされてきた後に急に社会に出て継続的に就業することが出来るのか
ご自身の老後のプランを持たれているのか
といった金銭および社会的生活に係る点です。
「家事手伝い」という言葉の響きの裏には、そう遠くない将来に結婚し家庭に入るといった目的があるので、同じニートの状態であったとしても、女性の場合は男性の場合よりも将来を楽観視してしまうような場合が多いのではないかと考えられます。
対策の必要性
家庭に入るというそのビジョンが現実にならなかった時、ご当人様がきちんと対処できるよう、そしてこのような未婚化の進行、その結果となる少子化の進行を緩和するため、社会一丸となっての早急な考察、対策および改革が必要ではないかと考える次第であります。
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