交通事故の後遺症認定手続の流れ
それでは、後遺障害認定を受けたいと考えた場合、具体的にどのような流れで手続きを行っていけばよいのかをご説明していきましょう。
目に見えるケガが無い場合でも要注意
事故の被害に遭ってしまった場合、その時は意識がはっきりし、外傷がないと思われたとしても、後から体に痛みを覚える場合が多々あります。
このような場合には、すみやかに病院を受診し、警察への事故の届け出が車両のみの物損事故となっている場合には、早急に人身事故への切り替えを行いましょう。
事故後、時間が経過してしまうと警察から不審に思われるケースもございます。
また、どのような届出となっているのかを確認したい場合は、自動車安全運転センターへ申請することで、交通事故証明書を受け取ることができます。
手数料は一件につき540円です。
入院、通院中に主治医との信頼関係を築きましょう
交通事故での後遺障害認定には医師の診断結果が大変重要なものとなります。
痛いところや動かしにくい箇所、精神的な面など、違和感を感じている部分があれば、遠慮することなく、明確に伝えていきましょう。
事故後の容体に合わせ、後遺障害認定を適切に受けるためにはどのような検査が必要なのかなどはお問い合わせください。
治療が終わってしまってから後悔することの無いよう、この段階から認定を視野に入れて動き出すことが大切です。
症状固定の判断は慎重に
症状固定とは治療を行ってきたものの、痛みなどが残ってしまった状態を指します。
これ以上の治療を行っても、改善が見られないと医師が判断した場合には、これを後遺症として、後遺障害認定を行っていきます。
この時、まだ治癒する可能性が残されていないかをよく相談しましょう。
加害者側の保険会社は症状固定が早まれば早まるほど、支払う治療費が安くなりますので、早期に症状固定を促してくることがありますが、保険会社の言葉に惑わされることなく、自分の症状と向き合うことが大切です。
後遺障害診断書の作成依頼
症状固定の状態になりましたら、後遺障害申請書の作成を医師へと依頼します。
この時、内容に必要事項の記載漏れや、専用の検査が正しく行われているかを確認しましょう。
大変重要な書類となりますので、ここで私ども専門家のチェックを受けておくことで適正な認定につながります。
資料が揃ったら認定機関へと書類を提出しましょう。
事前認定と被害者請求
後遺障害認定には事前認定と被害者請求の2種類があります。
事前認定は相手側の保険会社に手続きを任せるもので、手間はかかりませんが、不本意な等級で認定が行われてしまうケースが多くあります。
一方の被害者請求では、手間はかかりますが、あらかじめ資料を確認することができますので、おすすめしております。
煩わしい請求については私どもで代理提出を行うことができますので、ご相談ください。
適正な等級で後遺障害認定を受けることができれば、専門家への手数料を払ったとしても、多くの賠償金を受け取ることができるケースが多くあります。
認定に納得のいかない場合は異議申し立て手続きを
認定の結果、非該当となり等級認定を貰うことが出来なかった、認定された等級に納得できない、こういった時には異議申し立てを行っていきましょう。
その際、誤認定であることを裏付けるための新たな資料が必要となります。
異議申し立てを行いたいけれど、どのようにしたらよいのか分からない、そんな時にもお手伝いいたしますので、お問い合わせください。
以上が後遺障害認定の流れとなります。
手続きやチェックなど、難しい部分が多くありますが、数々の等級認定に携わってきたプロがお力になります。
低い等級認定で泣き寝入りしないためにも、早めのご相談をお待ちしております。