司法書士の選び方
2015年11月26日
東京都世田谷区の遺言・相続専門家、司法書士の植松と申します。
前回、前々回と、遺言・相続の相談の専門家の選び方について書かせて頂きました。結論として、司法書士に相談するのが良いとしましたが、司法書士といっても沢山いますね。
そこで、今回は、司法書士の選び方について、書きたいと思います。
では、本文です。
司法書士にも専門分野がある
専門家には、その業務の中で、得意とするものとそうでないものがあります。そのため、業務を依頼する事は可能であっても、その成果や効率に差が出るのです。
※ ここでの効率の意味は、お手続きが、迅速かつスムーズに進むかという事です。
税理士であれば、相続税の申告に強い先生とそうでない先生では、納税額が変わる事があります。弁護士であれば、そもそも、相続の手続きを行う先生はあまりいらっしゃいません。では、司法書士はどうかと言いますと、登記業務であればどの先生であっても、対応可能であり、業務の性質上、結果は同じですし、効率もさほど違いはないでしょう。
司法書士は、よく選ぶ必要がある
しかし、登記業務以外となると、その違いが顕著に表れます。遺産相続の業務というのは、単に登記をするだけの業務ではありません。そのため、どの司法書士に依頼するかで、その成果と効率に違いが出ます。つまり、ここで私が言いたいことは、司法書士であれば遺言・相続の相談は誰でも大丈夫かと言うと、そうではないということです。
司法書士の探し方
選択の前提として、まずは、選択肢をつくる必要がありますね。つまり、司法書士を探す必要があるという事です。
探し方は、HP以外にない
この探し方ですが、HPで探すほかに方法はありません。チラシ等の広告では、その事務所の情報量は限られてしまいますから、どうしても情報量の多いHPで探す必要があります。
司法書士の選び方
HP上で何を見るかですが、次の事を理由と併せて確認しましょう。
- 1.遺言・相続業務を主たる業務の一つとしているか
- 理由:上述した通り、司法書士には得手不得手があり、成果と効率に違いが出るためです。
- 2.遺言・相続の相談は無料か
- 理由:相談料の相場は決して安いものではありません。遺言・相続の相談というのは、話があちこちに飛ぶことがよくありますので、相談時間が長くなる事もしばしばです。安心してゆっくりと話せる環境が良いでしょう。
- 3.相続による手続きは全て依頼可能か(遺産承継業務が可能か)
- 理由:不動産の名義変更(相続登記)しかしない司法書士いるためです。
- 4.事務所の場所
- ご自宅などから、事務所が近い方が便利という事と、交通費など、実費が安くなる可能性があります。
料金について
ここまで絞れたら、後は料金の確認です。HP上の金額を見るだけでなく、サービスの内容も併せて確認しましょう。また、問合せる事が重要です。