遺産分割協議を円満・円滑に行うポイント
遺産分割協議の流れや、相続人全員で話し合うといった大原則を理解していたとしても、実際にトラブルなく協議を行えるとは限りません。
そのためのポイントを理解し、遺産分割協議をスムーズに行っていきましょう。
ポイント①:相続の優先順位を理解する
同じ相続人でも相続の優先順位が異なり法定相続分などの相続割合が異なってきます。
配偶者:常に相続人
直系卑属(子・孫・ひ孫):第一順位
直系尊属(父母、祖父母):第二順位
兄弟姉妹、甥、姪:第三順位
遺産分割協議を行う上では必ず相続人全員で話し合う必要があるという原則があるため、
相続人の優先順位を理解した上で正確に相続人を特定し、遺産分割の割合を検討していきましょう。
ポイント②:相続財産を正確に理解する
遺産分割協議を行う上、あらゆる相続財産を明らかにする必要があります。
相続財産を把握できていない状態で遺産分割協議を行ってしまうとまた新たに協議をやり直すことにも繋がりますし、
トラブルの原因にもなってしまいます。
また、相続財産にはプラスの財産とマイナスの財産があることも理解しておきましょう。
プラスの相続財産:現金、預貯金、不動産、自動車、株式、生命保険金など
マイナスの相続財産:借金、ローン、連帯保証、未納の税金、買掛金など
ポイント③:相続財産の詳細を開示する
お互いに信頼関係を持って協議を進めていくためにも、相続財産の詳細を開示することが重要です。
情報をあやふやにしたり、隠したりすることで相続人同士の間で、
嘘をついているのではないかなど疑心暗鬼になり大きなトラブルに繋がります。
預貯金の残高や不動産価格など分かっている情報はすべてオープンにして話し合いを進めましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
遺産分割協議の根底は相続人同士の信頼関係です。
大きな財産が絡むと、今までに築いてきた信頼関係があっという間に崩れてしまうことも多々あります。
だからこそ、信頼のできる専門家にサポートをしてもらうことで円満な遺産分割を実現させていきましょう。
クラフトライフではこのような相続に関するお悩みのご相談を承っております。何から相談したらよいか分からないという方でもまずはお気軽にご連絡ください。
関連記事